今までいくつか本を出してきましたが、すべての根底に流れているのが、「メンタル不調者を減らしたい」という思いです。
特に新刊『結局、いいかげんな人ほどうまくいく』はそう。

働き過ぎでうつになってしまった人、
仕事量が多く残業ばかりしている人、
いろいろな責任を背負いこんで疲弊している管理職……。
いろいろな方に日々お会いしています。
その人たちに共通しているのは、
まじめな頑張り屋さんだということ。
手を抜けず、何でも全力でやってしまう。
休日にも仕事のことが気になってしまう。
職場にいてくれると安心するそんな人こそが、
メンタル不調に陥るケースをいくつも見てきました。
そんな彼らに「少し肩の力を抜きましょう」「手を抜きましょう」と伝えていますが、
できないんですね……。
なぜなら
「手を抜くなんてとんでもない」
「頑張らない自分になんて価値はない」
といった固定観念が自分の中にあるからなんです。
ご自身で固定観念に気づいていただくためにカウンセリングをしているわけですが、
それ以外に何か方法はないか。
それが、本を出すということでした。
私がカウンセリングでお会いできる人はほんの少しの方だけ。
会えないけれど苦しんでいる人たちに本が届けば
少しお役に立てるのではないかと思っています。
多くの方に本が届くよう、私もできることを頑張ります。