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同僚同士のつながりを作るのが、職場の健康度向上のカギ

毎年、秋から春にかけて、たくさんの企業のストレスチェック結果を見ています。

その中で、気になることがあります。

 

それは、

「上司の支援」は高いのに「同僚の支援」が低い企業が増えているということ。

 

ストレスチェックにおける「支援」とは、

気軽に話せるとか、相談できるような関係性ができているかを判定する項目。

つまり、

上司は一生懸命部下にアプローチをし、

話しかけたり相談に乗るといった行動を取っているのに、

同僚同士のつながりは薄れている傾向がどうも強くなっているように感じるのです。

 

忙しくて会話ができないとか、リモートワークで会えないということもその要因でしょう。

でもそれ以上に、

近くにいる人に興味をもつ余裕がないのではないか、と思わずにいられません。

 

研修などで職場を訪問すると、シーンと静まり返る中、

キーボードを打つカタカタという音だけが響いているということも少なくありません。

集中するのは大事だけれど、

近くに人がいるのだからもっと楽しく仕事すればいいのに、なんて思ってしまいます。

 

横のつながりを強くすることで、

気軽に相談しあえるようになります。

そうすれば、悩みや仕事を抱え込むことなく

健康に仕事ができるようになるのです。

 

「同僚の支援」を向上させる方法はいくつかありますが、

「ランチ会」などはいかがでしょう。

同じチームの人だけでなく、他部署の人と一緒にランチを食べる。

食事をしながら他愛もない会話をするだけで

仕事中も話しやすくなります。

 

最近、人と食事を一緒にするのがイヤだ、という人も増えているようですが、

会食は慣れ、です。

機会を作り、プラスの経験をすることで、

マイナスの思いは消えていきます。

 

みんなで「サラメシ」。

ぜひ実践していただきたいです。