若手の指導に悩む管理職や現場リーダーは少なくありません。
「ちょっと強く言うと辞めてしまう」
「厳しくするとパワハラだと言われる」
など、さまざまなことを恐れているのです。
例えば、ルールや約束事を守らない人に対して
少し厳しい指導をするのは、
相手を追い詰めることになるのでは?と心配する人がいます。
果たしてそうでしょうか?
必要以上に厳しい指導をしている場合は
ハラスメントに該当するかもしれませんが、
やるべきことをやらない人に厳しく指導するのは
決してハラスメントではありませんよね。
指導に悩む人は、
ハラスメントの線引きがうまくできていないのです。
つまり、相手を大事にすることと甘やかすことの区別がついていないとも言えます。
指導する際、ものを言う際、
相手を大事にしながら伝えることが大事です。
それは甘やかすことではありません。
怒らない指導をすることも、甘やかすことではありません。
相手の尊厳を守るということです。
ハラスメント等コンプライアンスの教育は進んでいます。
多くの人は、概念は理解しています。
しかし、
してはいけないこととすべきことの区別がついていない人は
まだまだ多いなと感じます。
そこを理解できるような教育が、
もっともっと必要なのだと思います。